秩父34ヶ所の観音さまを巡る旅

中高齢者の歩き旅

2017年秋、愛知県清須市から東京に引っ越してきました。

これを機に、ふたたび歩く旅をしたいと思いましたが、四国88ヶ所を巡った時のようにはなかなか時間が取れなくなりました。

 

そこで思いついたのが、かつて2泊3日で巡った秩父34観音霊場を歩いて巡ることです。首都圏からわずか1時間半ほどで、山並みと清流を見ることができます。時季を合わせれば、四季折々の彩に染まった風景を楽しみです。

秩父札所と西国33ヶ所・坂東33ヶ所との違い

西国33ヶ所、坂東33ヶ所では大きなお寺に本堂があり、その境内の傍らに観音堂などいくつものお堂が設けられています。秩父34ヶ所観音霊場は、住職がそこに住まいしていないことが多く、観音堂が主たるお堂となり、その傍らに他のお堂がいくつかある程度にとどまります。

西国33ヶ所のひとつ、京都・清水寺

例えば、京都の清水寺です。
本堂も巨大ですが、観音堂は本堂からさらに10分ほど離れています。見つけるのに大変です。こうした状況になっているのも、当時の『観音信仰』のブームがあったからこそなのではないでしょうか。それを目ざとく「区切りの良い百観音」として目をつけて、江戸にまで営業に出かけた秩父地方の商才なのかもしれません。

歩く生活への転換点

電車の中の働き盛りの人たち

秩父札所は一巡を徒歩で巡ると100qほどだといいます。わたしはあくまで「歩く」ことにこだわり、平成26年12月に2泊3日で34霊場を一人で巡りました。しかし、ご夫婦などで歩くとなるとそうはいきません。そんな方には、遠いコースだけ「バス」や「電車」を上手に利用することをお勧めします。

 

それでも歩行距離だけで90キロ程あります。西国33ヶ所や坂東33か所の観音霊場とは異なり、ゆっくり歩いても7日ほどで巡ることができます。車社会、電車通勤となって、歩くことが極端に少なくなった現代日常生活は、中年以降お腹が突き出るなどして着実に健康を蝕んでいます。秩父34ヶ所を歩いて巡礼することで、歩く生活に転換する良い機会になるのではないかと思います。

秩父34札所の山門から納経までの時間

四国88ヶ所を参詣した人には少々意外かもしれませんが、秩父34ヶ所の札所は納経開設時間は、8時から17時までです。

秩父34ヶ所の拝観料と駐車料金

拝観料は無料。全国的に見ると駐車料金を取る寺社も多くありますが、秩父札所の全てのお寺に無料駐車場があります。

四国遍路を終えて

『お四国病』という言葉があります。『歩き遍路』で回数や年月を重ねるに連れて、またお参りを続けたくなるという気持ちが強まって、重症化することを示した言葉です。

 

私もこの『お四国病』に感染したかもしれません。はじめて歩き遍路に出たのは平成26年の真夏です。白衣姿で遍路笠を被り、金剛杖を手にして1200q以上を歩いてお遍路するのですから、天気も心配でしたが、歩き通せる体力があるかさえ不安でした。

四国88ヶ所歩き遍路には準備が重要

お四国病は歩き遍路を続ける毎に症状は広がりと深みを増すようで、歩き遍路の心地好さが心身に浸透して行くように感じるから不思議なものです。しかし、初めての遍路が真夏だったこともあり、水を手に入れることにかなり慎重になりました。山を登っている最中に、暑さでのどが乾いたら大変です。山中には自販機などあろうはずもなく、日常生活のつもりで出かけると命の危険さえ伴うことになりかねません。その意味で、歩く時期というのはかなり重要な要素を占めているように思います。

 

2度目の遍路は翌2015年の春でしたが、半分近く回ったきりで、その後は両親が体調を崩したり、亡くなるなどして思うように歩けない状況です。しかしながら、1度目と比べて何と楽なお遍路だったことか。前年は真夏に汗だくになって歩く体力も不十分だったのかもしれませんが、その経験から体力も強化されていたのかもしれませんが、歩き遍路が身軽に行うことができました。

 

それでも、反省点なども総括して、お出かけの際には是非事前に準備しておきたいものや体力づくりなどについてお伝えしておきたいと思います。

四国遍路に体力づくりは不可欠

体力というと、何かと強烈なトレーニングを思い浮かべる人もあるかもしれませんが、そこまで及ぶ必要はありません。しかりながら、四国88ヶ所を歩き切るだけの体力と財力は必要になります。手持ち資金の基準として1日1万円以内と換算していいでしょう。しかし、体力は換算する基準が難しいものです。加齢とともに、生活習慣病に苦しむ人は多いものですが、

秩父34ヶ所の巡り方

順路は特に定められているわけではありません。
どこから歩いても、あなたの自由です。ただ歩くわけですから効率よく巡りたいと思うのは誰でも同じです。事前にコースの都合を考えてみるのも楽しい時間です。

 

わたしは四国88ヶ所をお遍路した際、何度も道を間違えました。
歩き旅は、道を間違えると随分その時間を取り戻すことは容易ではありません。

 

間違えた分岐点真夏の7月下旬から8月にかけてでしたので、汗だくで水分不足が気がかりで重い水を背負っていましたので、苦しい思いもしました。

 

しかし、秩父観音霊場には間違えやすい道やとんでもない方向に向かうことは少ないと思います。
但し、お寺の方や地元の方は案外自分で歩いてお参りする方は少ないと思われます。人ばかりを当てにせず、しっかり自分で巡り方を検討されることをお勧めします。

巡礼時の服装

秩父34ヶ所巡礼では、現在は四国遍路などのように白装束で歩く姿は殆ど見かけません。時々高齢者の方が手に笈摺をお召しになっていらっしゃる方をお見掛けします。

秩父札所の開創

秩父34ヶ所観音霊場は、西国33ケ所、坂東33ケ所とともに日本百観音霊場に数えられます。1234年(文歴元年)甲午歳3月18日開創と伝えられていますから、当時は旧暦です。

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