無住の二番札所−大棚山 真福寺

大棚観音真福寺は、現在住職が住んでいない寺となっています。
本尊は、室町時代の作とされ、鬼丸の洞窟に祀られてきた霊験あらたかな観音様だといいます。

 

長享年間(1487〜1489年)に受けた水害の為に、当時の秩父33ヶ所からはずされたといいます。
しかしその後、信者からの強い復活要望が実を結び、間もなく秩父34ヶ所の札所になったことで、西国・坂東33ヶ所と合わせて「百観音」が成立したことになります。当時は、現在「古堂」と呼ばれるところに奉祀されていました。

 

江戸初期に現在地に移り、相当な規模を構えていたといわれていますが、残念ながら万延元年(1860年)の火災により焼失しています。幸いにもご本尊は救い出され、脇侍が僅かに火傷をうけただけで済んだようです。

  • 真福寺・寺宝「竹杖」の由来

昔、大棚禅師という立派な僧侶が老後鬼丸という岩屋にこもって読経していると、老婆が熱心に観音様を拝んでおりました。
あまりの熱心な様子に大棚禅師が「何でそんなに熱心に拝んでいるのですか」と尋ねると、老婆は昔してきた数々の事を涙ながらに懺悔し、どこか遠くへと旅立ってしまいました。
禅師はこの老婆をあわれみ、供養のためにお堂を建てたのが今の観音堂の始まりで、その老婆が残していった竹杖が寺宝となったそうです。

御詠歌

めぐり来て 願いをかけし大棚の 誓いも深き谷川の水

ご本尊・宗派

聖観世音菩薩・曹洞宗

住所と電話

住所:埼玉県秩父市山田3095
電話:0494-22-1832
納経所:秩父市山田2191 光明寺へ

広重二代・国貞初代「観音霊験記 秩父巡礼」の目録から

(2) 真福寺・大棚夜行鬼女

光明寺:2番札所の納経所

3番札所に向かう道すがらにあります。

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